DOSA 身体能力測定

ASP-Newsvol10

全国各地で測定会を行い、実に43,000人以上の計測データを持つ一般社団法人スポーツ能力発見協会:DOSAにASPメンバーの身体能力測定を依頼。U15選手、アカデミー生、U12選抜クラスを対象に測定希望者約40名が参加。測定機器の精度はもちろん、事前の段取りから当日の流れまで、経験と実績に裏打ちされた素晴らしいパフォーマンスで選手達の計測にあたって下さいました。

 DOSAが使用している機器は橋の振動などを計測する際に用いられる海外の機器をこのようなスポーツにおける測定用にカスタマイズしているものだそうで、当日「視覚認知」「ステップ」という2つの測定が1つの流れとして連結していたように、本来それぞれを計測していかなければならないものを1つの流れで測定可能となっているなど、専門的かつ無駄の無い構成となっており、ここ秋田ではこうした測定を受けられる環境が存在しません。

 また、非常に魅力的なのは4~5万人の計測データの中で、同じ年齢・同じ性別に照らした評価として5段階評価される点。定期的に測定する事で見えてくる自身の差異、他者比較により国内における自身の現在地も見えてくるわけです。

例えば、お子さんの試合を見ていて「ウチの子遅い!」と感じられている保護者様がいたとして、それがただ「足が遅い」という抽象的な評価に留まってしまっているとすれば、今回は「視覚反応」「10m走」「俊敏性」といった分類で測定しているので、例えばある選手は直線10mは速いけれど同じ10mでも今回のような俊敏性を見るターンが入る測定によって「ターンからのスプリントが課題」という点が見えてくるかもしれないし、試合中なかなか相手よりも先にボールに触れない選手がいたとすれば、数値上、足が遅いのではなく、現象に対しての視覚からの反応速度が遅いということが分かった選手も居たかもしれません。

このように、抽象的評価を数値で具体的に捉える事で今後のアプローチは全然変わってきます。今後、来年~再来年と測定していくことでこの他者比較だけでなく、自身の成長度も数値で可視化されていきます。今後は年1回継続的にこのDOSA測定を行って参りますので是非ご活用下さい。

測定に使用された世界最新の測定機器

モーションキャプチャー

現実の人物や物体の動きをデジタル的に記録する技術。物体に装着するマーカーとこれを検出するトラッカーを組み合わせてキャプチャする。

DISCOVERY OF SPORTS AVIRITY DOSAのスポーツ能力測定

スポーツ能力発見協会は、世界最新の測定機器による「DOSAスポーツ能力測定会」を運営し、スポーツを愛するすべての子供たちを応援します!

日本全国各地において開催する「DOSAスポーツ能力測定会」は、世界最新の測定機器を用いて子供たちの運動能力を測定し、データ分析の結果から発見される、最も適したスポーツ種目との紐づけを行い個々にフィードバックしながら、さらにその能力がステップアップする方法などのアドバイスを行います。
専門家のアドバイスによって、子供たちの可能性を高めるとともに、子供たちの中から、オリンピックメダル候補選手と将来一流のアスリートに育つ可能性の高い人材を早期に発掘し、スポーツを愛する子供たちに夢を持って取り組むすばらしさを伝えることを目的としています。

        (一般社団法人スポーツ能力発見協会ホームページより)

実施項目

10m走

光電管よりセンサーが出ており、選手がセンサーに触れた瞬間に反応し計測開始。自分のタイミングでスタート可能。ゴール地点にも横方向にセンサーが設置されており、自動でタイムが判定される。ゴール付近で失速する事を防ぐ為、奥にゴールを設定。ストップウォッチの手押しでは押す人のさじ加減により誤差が、ヨーイドンのスタート方式ではリアクションがタイムに影響してしまうが、この方式ではそうした条件が全員一律で揃い間違いない完全な10mタイムが確認可能。

リカバリーバランス

脚にマーカー(小さな丸いボール)を取り付け、柔らかく不安定なマットの上で片足立ちを行う。モーションキャプチャーにより専用の機器がこのマーカーの動きを0,1mmのレベルで認識。マーカーが動いた距離を計測している為、測定結果がセンチで表記される。これを左右行い、その差異が左右差。片足偏重気味のサッカーにおいてはバランスの左右差が大きくなりがち。片足の数字が低い事(ズレによる動きが小さい)左右差が小さい事が望まれる。

視覚反応+ステップ

PCの合図に対してどのくらい早く反応できたかを計測する視覚反応。視覚で捉えた情報を脳を通じ運動指令を下し実行するまでのリアクションを数値化。そこからその場でステップ回数の計測に繋げ、2つの計測を一連の流れで行う。こちらも同じく足に付けられたマーカーの動きをモーションキャプチャーがキャッチ。ステップ回数が正確に計測される。

ジャンプ力

腰にマーカーを付け、モーションキャプチャーでマーカーの動きを計測しジャンプを計測。従来の測定法では身長差やリーチの差など、選手個々のそうした身体的な優位性が数値に反映されてしまう為、本測定は非常に有効。手は腰にあて、腕の反動も使わずに計測し、ジャンプ力そのものを正確に数値化する。

スイングスピード

バットの先にマーカーが取り付けられており、バットをスイングした際のマーカーの移動速度をスイングスピードとして計測。これによりスイングスピード=腕の振りと、上半身の使い方などが数値化され、サッカーで主に使用されるキックやダッシュといった下半身のみならず、上半身の身体操作の力も可視化し、評価に加える事が出来る。

敏捷性

10mダッシュと同じ距離の設定ながら、2.5m→5m→2.5mとターンを入れて計測を行い、敏捷性をジャッジ。機器に対して背中を向けている時間は腰についているマーカーが反応、ターンしてから手前に向かって走る時間はマーカーが身体の後ろにあって機器が反応しない時間。こうして、奥→手前→奥とターンしながら3回のスプリントを奥行きの移動までモーションキャプチャーが把握し、タイムを算出する。

なぜDOSA測定?

他者からの客観的評価に左右される事なく揺るぎない数値でまずは自分自身を知ること

 無駄が無く短時間で、個人や単一の団体では揃えられない高額な最先端の機器を用いて0.1mmの精度で測定できる。この価値は非常に高いと感じました。測定ごとにその場で数値が入力され、計測後には当日の全ての結果が提示される。評価付きでペーパーにしてフィードバックされるなど流れが完璧に仕組み化されています。1グループ十数名ずつの測定でしたが、どのコマも25~30分程度で測定は終了。残り時間は様々な運動能力を刺激するワークを実施して頂きました。

 通常、利用者視点では支払った対価に対してどれだけのリターンがあるかを感じる1つの指標のとして「時間」があるかと思います。この料金を支払って何分の実施だったか。ASPのスクールやセミパ―も同じかと思います。ともすれば同じ料金を払うならば1分でも長い方がいいと考える方が多いかもしれません。確かにそれが当てはまるケースは多いでしょう。しかし、本来、価値が高いのは「これだけのことを、この時間で凝縮して提供してくれる」という「質」これこそが本質的価値だと思うので、忙しいご家族や選手達の限られた1日の時間を、不要に奪う事無く目的のそれを提供する。それが良質の提供です。その点で、今回のDOSA測定は実施、入力、出力、提供までの流れが秀逸でした。

 ASPとしてはセレクションを導入しているカテゴリーを複数有していますし、こうしたデータの活用はとても有効だなと感じているところです。今回もそうでしたが「印象的評価」と「客観的数値」では、驚くほど差異があるケースが多いです。

 今後、U15選手が卒業後の進路を決定する際には、候補先へこうした客観的データの提供を行うなど、様々な利活用が出来ると考えています。

一般社団法人スポーツ能力発見協会

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