秋田市のゴルフスクール!ASP-ジュニアゴルフスクール「鎌田プロインタビュー」!

ASP-Newsvol1

NPO法人秋田スポーツPLUSが運営する『ASP-ジュニアゴルフスクール』。

日本プロゴルフ協会会員、競技成績 国内・国外 通算6勝の鎌田 崇司(かまだ たかし)プロへのインタビューをご紹介します!

ゴルフスクール「鎌田プロインタビュー」

スクールやレッスンなどでゴルフに通う子供達は秋田県ではどのくらい居るのでしょうか?

おそらく県内で50~60人くらいだと思います。対してレッスンコーチは沢山います。コーチ達がそれぞれでジュニアのスクールを持っていますが、多くても10名くらいだと思われます。
現状はレッスンプロのゴルフスクールが中心で、教わる側も習い事の1つとして通っているのでゴルフに特化して本格的にトレーニングしている子供は少ないのが現状です。

育成年代のすそ野がなかなか広がらない背景について

県全体でジュニアの育成には取り組んでいて、練習場の提供や格安でのゴルフボールの提供、コーチそれぞれで格安のレッスンの提供を行うなど、実は色んな所で様々な工夫がされています。しかしながら、現状はいくらゴルフ場や練習場の優遇措置があっても、なかなかジュニアの競技人口増えていないのが現状です。

環境面に目を向けると例えば、秋田では高校でゴルフが出来る場所(部活)は1つだけ。その学校の部員も3名程です。

中学で有望だった選手も高校にゴルフ部が無いことで県外に出て行ってしまう。そして秋田の中学年代にいたってはゴルフ部はゼロ。競技を行う場がほとんど無いんです。それでも中学生は年代別で比較すると割と競技人口は多い方なのですが、競い合う場が少ないから競技レベルが高まらない。秋田は競技人口と強化の両面の課題を抱えていると言えます。

アキすくのジュニアゴルフスクールが開校して8カ月が経過。ここまでの感想をお聞かせ下さい。

小学校低学年を対象にスクールをやるというのは僕が知る限りはここ秋田では前例が無かった。秋田スポーツPLUSのゴルフスクールが出来てから、様々な方から相談を受ける機会が増えた。レッスンプロによる指導提供とスクール運営のノウハウを掛け合わせた今回の取り組みに対し同業のプロコーチ達が注目しているのを感じる。

今後は活動内容や質の部分にもチャレンジしたいと考えている。その足掛けとして現スクール生を対象としたラウンド体験を11月に予定しており、当日はスクール会員が全員参加するので今から非常に楽しみです。

秋田のゴルフ界の発展にはジュニア年代の底辺、すそ野を広げるしかない。自分は昔から協会の関係もあって長くジュニアの担当をしてきた為、特にこの点については使命感を持って活動してきたつもり。

海外に目を移せば アメリカでは基本お父さんやおじいちゃんが孫を連れてコースに来て、クラブ1本、ボール1個を与えて「打って見ろ」と身近にゴルフに触れられる環境がある。そんな感じで数ホールを回り、ゴルフ場もそうした際には料金取らない。そうこうしている間に自然と「ゴルフをやりたい」という子供が増えていく。ジュニアのゴルフスクールも非常に多く、こうしたスポーツ文化が形成されているのは大きい。

逆に日本ではどうかと言うと「お金持ちのスポーツ」という非常に固い印象があり、敷居が高い。フロントで受付にサインをして前と後ろのお客さんを気にしてプレーするといった窮屈さがあるのが事実。

現スクール生と未来のスクール生に向けてメッセージを

参加しているスクール生はみんなマジメで研究熱心。こうしたスクールの参加はゴルフが上手くなる為、そして社会勉強の為、とても良いと思う。

ゴルフの楽しさは沢山あって、パッティングでカップにボールを入れる事、打って芯に当たる感触、そして何より自分が打ったボールがあんなに飛ぶという事。その飛距離はプロ野球のホームランバッターをも超えるわけで、自分自身の力でそれだけの距離を飛ばしたボールを見送るのは爽快だと思う。

子供達には何でもやらせてあげて欲しい。不要に手を掛けず是非丸投げしてもらいたい。子供は何に夢中になるかわからないし、実はゴルフは上手くなればなるほどお金がかからなくなるスポーツ。11月にはラウンド体験も予定していますが、ゴルフ場は想像以上に壮大でボールが多少どこかへ飛んでいったとしてもトラブルにならない程広い。芝の上を歩く事自体が今の子供達にはあまりない経験かもしれないし、ふわふわな芝の絨毯を歩く気持ち良さ、そうしたものを是非感じて欲しいと思っています。

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