NPO法人秋田スポーツPLUS~こどもたちの毎日にスポーツをプラス!~

秋田のスポーツの「今」と「これから」が見える『加藤光平備忘録』 vol.1

vol4新着

新・連載コラム開始にあたり

 もし、旧フリーペーパーにてひそかに毎号綴られていた「編集後記」なるものを楽しみに見て頂いていた物好きな方がいらっしゃったとすれば、その方々から見ていわゆるご無沙汰の登場となります。

このフリーペーパーは業者委託なく自力で校正し、印刷発注・設置・配布も自分達で行っているものです(一部郵送)そんな手作りの情報誌に、より一層生々しさを加えてきた編集後記を新法人移行後4号目となる今回から復活させる事となりました。

至る所で「これ自力で作ってるの?」「あの文量をよくやるね~」などなど、労いの言葉を頂く事も多いのですが、その中でも特にこの編集後記については行く先々でご感想や期待のお言葉を頂戴しておりました。ASPニュースになってから全体の構成も一気に変わり、その中ですっかり入れ忘れていたところ皆様からの声によって思い出した次第です。編集後記と言っても全くそぐいもしない、日頃感じている事やその先の展望など筆者の頭の中をそのまま活字に変換しているだけの産物の為、皆さんが想像されるような腕を組んで悩みながら捻りだすといった類の作業ではなく、バババババ~っと指を動かして気が付けば完成。言わばフリーペーパーの1ページを埋める為のお役立ち連載という位置づけです。

フリーペーパーが刷新されて以前よりも4ページ増えている事もあり、アイディアやコンテンツを探すのはなかなか大変。時期によってはむしろページが足りないと感じる時もあるものの、逆のケースの時にはどう埋めるか本当に苦心します。その意味で、今号は何を取り上げようかと悩んでいた事もあって半年近く忘れ去られていた編集後記が記憶の底から引っ張り出されてきたという事情です。

以前よりご覧頂いていた方や今回はじめてご覧頂く方、とにかく、現在のフリーペーパー秋田スポーツPLUS=通称ASPニュースをご覧頂いているコアな皆様へ向け、今後こちらの1ページを通じて継続的にASPの今とその先の展望について発信していけたらと思っています。

尚、こちらの連載タイトルは編集後記改め「加藤光平備忘録」といたしました。2ヶ月に1回、年6回発刊される本紙の6回に備忘録の録(ろく)を掛け、読みを遊んでいます。「加藤光平備忘録」以後、お見知りおきください。

さて、ここからは本題です。「見ている人は限定的なはず」「8ページしかない中でここにそんなに項を割けない」旧フリーペーパーではそんな考えの中、フォントは小さく、文量も出来るだけコンパクトに、半ページ程度で編集してきたのですが、今回からは1ページが完全に割り当たる状況の中で、多くの事に触れられる喜びと同時にプレッシャーも感じていますが、1発目の今回はおおまかに4つのテーマを取り上げたいと思います。

非日常体験の提供、今年は

昨年に引き続き感染拡大の影響を受けるスポーツ現場

コロナウイルス感染症蔓延により県内外とも行き来に制限が発生しています。これを書いている現在は5月中旬で、GW2週間後に差し掛かるいよいよ~という時期にあたりますが、本誌がお手元に届く6月上旬に市中がどのような状況になっているのか大変気になるところです。

昨年から続くこうした状況の中で、子供達への提供という部分では、第1回目の開催から途切れることなく実施してきたサッカー修学旅行が初めて中止となり、これまた1回目の宮本さんからミシェルさん、小野伸二選手秋田さんや楢﨑さんと続いてきた元日本代表サッカークリニックも初めて開催無し。子供達にとって非日常の体験を提供出来ずに終わった1年でした。

そんな中、今年の令和3年度についてはサッカー修学旅行こそ開催は難しいですが、元日本代表サッカークリニックについては実は既に今年度の開催が決定。大まかな所は合意済みであとは感染状況などを鑑みて、こちらとしての候補日をオーダーすれば走り出す状況です。アカデミー生・U12選抜クラスを対象としたクリニックと、全スクール生を対象とした講演の開催を予定しており、開催日程こそまだ決定出来ない状況ながらもスクール会員並びにASP―PLUS会員の皆様には随時ご案内予定です。

パーソナル・セミパーが定着

次にセミパー・パーソナルのお話。まず初開催から約1年が経過しようとしているセミパーソナルTRは現在、9歳以下のトップレベルを目指す層を対象としたU9スペシャルがとても賑やかで勢いがあり、次いで3・4年セミパーソナルと5・6年セミパーソナルは2ヶ月に1回の隔月開催で、こちらに関してはトレーニングの動画フィードバックもセットで提供されるより専門性の高いコンテンツで定着の兆し。

スピードアジリティトレーニングは陸上のスプリントの見地から基礎的な考え方やテクニックを提供、サッカーという競技への連結をどう作るかに工夫を重ねながら、現在は冒頭1時間を講師による改善トレーニング、その後45分をボールワークとしています。コバトレ体幹バランストレーニングでは同じく冒頭1時間をメニュー、後半1時間は参加選手によるフットサルを行い、トータルの運動量も確保しています。

こうしたセミパーの中で、今回注目のトレーニングが夏休み限定の「3年生限定セミパーソナル」と「2年生限定セミパーソナル」です。現在、法人としてはこの年代の通年スクールを持っていない為、今回は8月1日から開始される来年度のアカデミーセレクション説明会の申込み開始に合わせ、対象年代となる3年生を知る事、この段階からレベルアップを図る事と、参加予定者同士がグループのレベルを知る事でモチベーションを高め、日常の取り組みの速度を上げていく事などを目的に今回設定しました。

2年生限定パーソナルも同様で、これまでであれば9歳以下スクールを行う日常の中で飛び級でアカデミーセレクションに挑戦可能な選手の選定が出来ていたわけですが、それを発掘する環境にない現在、飛び級する選手の選出自体もこの2年生限定セミパーにてセレクションしようという初の試みです。どちらもアカデミーセレクション説明会申込み開始に合わせ、対象者全体でエンジンをかけていく意味で有益な機会となると考えており、是非、ここに飛び込んで自身のプレーをアピールしてもらえたらと思います。

ASP-PLUSを通じ思いが集結

HPやSNS、フリーペーパーでもアナウンスしております通り、後援の組織となるASPーPLUSという仕組みをスタートしています。

既に5月中旬時点で12万円を超えており、HP上にお名前、企業名を掲載させて頂いております。ASPーPLUSは多目的に使える人工芝グラウンドの創出や屋内施設の創出、選手の県外・海外挑戦、元日本代表選手のクリニックなど秋田の子供達への非日常体験の提供など、ご協力頂き集まった資源を直接そうしたところへ投じ、継続的に実施・挑戦しようというものです。

もしまだ入会していない、あるいは直接案内を受け取っていながらスルーされている方は加藤がブツブツ言っている顔を想像して頂き、是非ご協賛頂けると幸いです。

現在ご支援頂いた方はスクールの卒業生、現在スクールをご利用頂いている会員様も多く、また、個人的な繋がりや事業に対し日頃から温かい応援を頂いている方々が中心です。思いに対し思いで応えて下さった方々に、何としても形にして返したい、しかも倍返ししたい。1つ1つを達成して喜んで頂けるよう努めて参ります。

グラウンドを拠点とした大きな夢

地上、屋上、屋内、様々な企業を訪問し候補地を選定

ASPーPLUSに関連し今回最後に取り上げたいのが、グラウンド創出について。次号の予告にあります通り、次号8月号が出る頃までに何らかの進捗を示したい、そんなスケジュール感で現在動いています。

この数ヶ月、様々な社屋の屋上に上がったり、候補地となる現場に足を運び、沢山の企業さんと意見交換を行ってきました。チームを作る、グラウンドを作る、そんな「モノを作る」だけの話ではなく、トップパートナーである秋田キャンパス21様、ローカルパワー様と、秋田はもちろんのこと、東北、全国にも前例の無いような、子供達が成人するまでの道筋や本質的なところに寄与する魅力溢れる健全育成をそれぞれの強みを持ち寄って実現しようと考えています。

現在はまだ「夢」に近いそれらを現実に落とし込むすり合わせを行っています。一般的には、人の一生をかけても作りえない、どう考えても叶える事は難しい夢のようなプロジェクトですが、今現在、それの実現に向け1歩1歩進んでいます。詳細はさておき、まずはその事実だけを発信したいと思います。もちろん、とん挫する可能性もあるし、超えなければならない壁もあって、あとは「強い思い」「覚悟」そしてなにより「挑戦する事」が大切だと考えています。

次号、どのくらいお伝え出来るかわかりませんが、是非注視して頂きたいですし、ASP―PLUSという後援ツールを通じ是非このプロジェクトに関わって頂きたいです。皆様の参加を心よりお待ちしております。

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