ステイホーム推奨の中、GWも旅行やお出掛けを控え自宅で過ごされた方も多いかと思います。現在ASPではアカデミーやU12スクール生を対象に完全個別型のパーソナルトレーニングも行っており、個人TRのメニュー立案と設定期間を終えた後の習慣化も目指し取り組んでいます。
そんな選手個人で、自宅でトレーニングをする前提で役立つ意外なアイテムをASP指導者の加藤コーチが2つご提案。独自視点と実際の体感を含めそれぞれのアイテムをご紹介!
驚くほどの費用対効果!隙間時間を逃さず運動量を蓄積出来る!アイテムNo.1『BARWING 電動ルームランナー 27,800円』
時間効率と費用対効果が最大の魅力
加藤コーチ推しアイテムと題して紹介する1品目がいきなり「ルームランナー!?」「サッカーアイテムじゃない!」さぞかし不安を抱かれたかと思いますが、理由があります。是非最後までお読みください~。
フィットネスに通うにはまとまった時間を捻出する必要があります。実際にかかる経費もバカにならないし、入会はしたけれど会費だけ払っている状態の方もいると聞きます。加えて、フィットネスに行く、入会するという事自体にハードルを感じている人も多数で、自分もそうしたフィットネスを利用した事は過去一度もありません。とは言え、日頃、家族との時間もろくに作れていない中、その中で更に自分だけ外に走りに行くのも理解を得られない。
そんな中、試しにと購入したのがこのルームランナー。自宅のデスクワークスペースのすぐ隣に設置し、僅かな隙間時間で使用出来るようにしました。家族が寝静まってから、歯磨き中、ほんの10分や20分でも何かの合間の僅かな時間を蓄積していけます。
スマホやパソコンも置ける設計なので動画を閲覧しながら走る事もでき、仕事柄日頃から映像確認に多くの時間を割いている為、そうした時間は低速度で走りながらチェックするなど時間効率が格段に上がりました。自然と娘たちも「やりたい、やりたい」「走っていい?」とルームランナーを使います。小1と3歳の娘達でも保護者監視の下、正しく使用できています。※安全装置あり
仕事で忙しくそして1人で走りに行くことも家族に認めてもらえない世のパパさん達にとって、そして大人に負けず劣らず忙しいジュニア年代の選手にとっても貴重な時間を効率的に使用する意味で費用対効果の高いアイテムだと思います。
雨でも雪でも天候に左右されず、安全に安定的に走れる。まとまった時間は必要なく、隙間時間を蓄積していける効率性。家族みんなが健康やパフォーマンス向上などそれぞれの目的で共有できる。思った以上のコストパフォーマンスなんです。感覚的に5万や10万なら手が出ないイメージですが、3万円を切っていた事で購入に踏み切れました。これは実質的な変化を生むので大変おススメです。
ただの壁じゃない!自分自身と向き合う真の自主練ツール!アイテムNo.2『ALPHA GEAR リバウンドボード 29,700円』
必ず居てくれるトレーニングパートナー
小・中・高と市営住宅暮らしだった自分にとって、当時の住宅の壁当て練習が自分のサッカーのルーツであり、全てと言えます。当時、ファミリーコンピューターが全盛の頃、放課後ともなればいつも誰かの家に集まり、ファミコンに夢中になっていた小学生。他にも、鬼ごっこ、缶蹴り、野球など、みんなが必ずしも自分のやりたいサッカーをしてくれるとは限りませんでした。そんな中、壁はいつもそこにあって、ボールを蹴れば必ず返してくれて、自分にとって必ずサッカーの相手をしてくれる裏切りもわがままもない信頼できる大切な相手でした。当たり前の話ですが。友達いなかったの?病んでたの?と思われそうですが(苦笑
自分が蹴ったボールの角度や質がそのまま跳ね返されてくるので、技術的に、そしてメンタル的にも、この壁に向き合いました。その意味で壁というのは自分の生き写しみたいなもの。
特に中学~高校の時期には自分は壁当てを通じて自分を知る、壁を映し鏡として自問自答したり、自身のスキルを磨いてきました。サッカーのベーシックスキルである止める・蹴るを継続的に蓄積していく上で、壁当てというトレーニングはとても効率的で、自分にとっては非常に思い入れのある方法であります。
加えて、以前秋田に来て下さった小野伸二選手が奇しくも同じように市営住宅育ちで、住宅の壁や階段にボールをぶつけて遊んできた事で今の自分のキックが培われたと話されていました。次元の違うレベルの選手ではありますが、似通ったこの環境と体験的な理解から、こうした壁当ての重要性を肯定された気持ちになり、当時それを聞いて凄く嬉しかった記憶があります。
同じように壁当てしていたのに自分は小野伸二選手みたいになれなかったということは、もしかするとウチの方は壁の質に問題があったのかもしれません(笑)当時、その旨を伸二選手に伝えたところ「いえ、それは練習のやり方じゃないですか?」と言われました(笑)
さて、ご紹介のボードですが、フローリングやカーペットではボールの跳ね返りの衝撃でボードが後退していきます。重りが必要です。芝ピッチではかなり引っ掛かりが利いてそれほどズレない印象です。壁が無いという方や、保護者がトレーニングパートナーを務めるのが難しいご家庭ではこうしたアイテムも良いと思います。自宅でも利用可能ですので、居間で裸足で行うなど隙間時間の自主練に良いと思います。
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